医療介護情報.com

医療と介護業界の幅広い情報を発信しています。基礎医学から治療、就職活動から法律改正情報まで幅広く。

消化管壁の構造と唾液分泌の仕組み

      2013/12/03

Pocket

消化管壁は、内腔側から粘膜・筋層・外膜の三層構造を示しています。

その3つについて細かく見ていってみましょう。

粘膜 粘膜は、粘膜上皮、粘膜固有層、粘膜筋板および粘膜下組織から構成される。粘膜上皮は場所によって異なり口腔~食道と肛門管では重層扁平上皮となっている。胃~直腸は円柱上皮である

*堅いものが通る部は重層扁平上皮、分泌・吸収にあずかる部は円柱上皮で形成される。

筋層 筋層は平滑筋からなり、通常、内輪層と外縦層とを区別する。*口腔~咽頭では一部筋層を欠く部位がある。
外膜 上部消化管の大半は漿膜である臓側腹膜に包まれる口腔~食道および腹膜腔より下の直腸は漿膜を欠き、疎性結合組織からなる外膜のみで包まれる。

clip_image002
(イラスト解剖学より引用)

唾液を分泌・抑制の仕組み

唾液はおもに神経性の機序によって1日に約1ℓ分泌され、唾液分泌を促す刺激には、口腔粘膜や味覚器の直接刺激と、匂いや音などのよる間接刺激とがある。

直接刺激 三叉神経、舌咽神経、迷走神経など求心性線維を介して唾液分泌中枢[延髄の上・下唾液核や胸髄上部]に伝わる。
間接刺激 視覚や嗅覚などによる刺激が大脳の連合線維を介して唾液中枢に働くと考えられており、この場合には視床下部、辺縁系、大脳皮質などが関わるとされている。

 

 

唾液中枢からの遠心性線維は、耳下腺では舌咽神経、顎下腺や舌下腺では顔面神経を介して分布する。また、上位胸髄からの交感神経線維が上頚神経を経て各腺に分布しており、分泌抑制に関連している。

clip_image002[5]
(イラスト解剖学より引用)

 - 解剖学

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

すい臓の形の分類(膵頭/膵体/膵尾)と大きさの解剖学

すい臓の形と大きさ 横に細長い長さ14~16cm、幅5cmの器官 第1~2腰椎の …

心臓の位置と構造を箇条書きで分かりやすく解説します

看護学生も医大生もその他の医療従事者も必ず勉強する解剖学。 今回は命に関わる心臓 …

no image
膵臓の導管の走行と外分泌・内分泌系の解剖学と作用

膵臓は、膵液を出して消化する役割をする外分泌とグルカゴンなどのホルモンを分泌する …

嚥下のメカニズムの先行期・準備期・食道期を流れを図解で詳しく解説

食物を飲み込むためには3つのドアと3つの部屋を通過しなければならなりません。その …

no image
心臓血管の血管壁の役割と構造 [解剖学]

  血管壁の役割 血管の壁は基本的には内膜・中膜・外膜の3層からなり、 …

摂食と嚥下(えんげ)の過程と仕組み 簡単まとめ

食べ物を噛んで食べられる状態にすることを咀しゃくといいます。 この咀嚼も嚥下のひ …

心筋と骨格筋の違いと刺激伝導系の伝導経路

心筋線維は骨格筋頭どう違うの??? 心臓の大部分を占める心筋層には心臓の収縮・弛 …

大循環と小循環の血液の流れと血液路

ヒトおよび高等脊椎動物の出生後の循環では、すべての器官に栄養を補給する大循環(体 …

咽頭の機能と長さなどの解剖学を看護学生用まとめ

いわゆるのどは鼻腔から気管・食堂の始まりまでを言いますが、医学的には咽頭(いんと …

嚥下や蠕動運動に働く筋肉や仕組みを理解して嚥下体操をしましょう!

嚥下障害があったり、誤嚥でなくなってしまう場合もあるので、特に看護や介護の方、言 …