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躁病の妄想などの精神症状と身体症状

   

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そう病について、その多くに認められる所見を列挙してみました。

躁病の精神症状

 

高揚気分

高揚気分は多く爽快であるといわれるが、それは一部の症例でみられるにすぎない。大部分の躁病者はふざけて陽気、機知のある状態であるといわれている。

その爽快さとか冗談は、不釣合いで空虚な、脳器質性疾患にみられる上機嫌とは違って、活気があり、まわりの人たちにも共感させるところがある。しかし多くの躁病者は、少なくとも刺激的で要求が多く、易怒的かつ攻撃的な面が表に立つ。感情の過剰が常にみられる。

 

発動性亢進(活動性の増加)

①行為心迫の増強(結果を考慮せずある活動に没頭)、疲れを知らぬ行動性といった形で現れる

②制止欠如:この制止欠如は差恥心を失わせ、ぶしつけな酒落、性的な図々しさ、求愛などとして現れ、別の患者では悪意のないいたずら、小さな意地悪といった形をとる。躁的興奮が重症になると、激昂といわれるほどになる。

観念奔逸

①多弁で、しゃべり続け、くり返し新しい思いつきを一それは前に言った話とはあまり関係のない言葉の内容による連想とか、音連合によって結びついた思いつきをしゃべり続けるようになる。話題は転々と移り変わり、たいしたことでもないことに熱中し、しかも1つのテーマ牽長く考え続けることができない。
(内容)
・自已の過大評価、自尊心の肥大、優れた知能
・楽観的傾向

 

意識

清明であり幻覚がないことが多い。

注意

転導しやすく(転導性),集中が困難で,つぎつぎに移る
一般に見当識障害はない.

 

行動異常(病識はもつことがない)

大言壮語:身振り.手ぶりが大きくなり,大声でし,多弁

行為心迫、作業心迫:やたら外出し,知人友人を尋ね歩き,電話をかけ,いそがしそうに振舞い,じっとしていない.何かやることを見つけ,追いかけられるように落ち着きなく

抑制消失:態度は無遠慮となり,慎みグなくなり,考えが浮かぶとそれをすぐ実行に移
すので,何事にも抑えがきかなくなる

浪費癖:自我感情の尤進,誇大妄想などと関連して,能力過信が起こり,金遣いが荒くなる

誇大妄想「自己を過大に評価するもの」

誇大妄想:自己の能力,体力,地位・財産などを過大に評価し・超能力者や大金持ちになったと思う

血統妄想:自分が皇族の生まれだと思う

発明妄想:大発明をしたと思う

宗教妄想:宗教的悟りを得た。教祖になったと思う

好訴妄想:他から侵害刺激をうけれいると考え、些細なことでも執拗に訴える

 

躁病の身体感情と身体症状

特徴)
・躁病患者の活動性の亢進

・健康感に満ちた快調さ

・疲れを知らぬ気カ充実など
症状)
睡眠欲求の減少、
食欲充進

これらは身体症状として取り上げられる訴えがない、または少ないのが現状で、例えば食欲が高じても、活動性が著しいためやせることがある。睡眠時間が短縮するが、彼らは短時問の睡眠で十分であるという、無分別な性欲が亢進する等。

病識

うつ病本人が、自分がうつ病であるとは思ってはおらず、一般的に欠如している。

 - 心理学・精神医学

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