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糖尿病の運動による代謝とトレーニング効果

      2013/11/11

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運動による急性代謝効果

病型、コントロールの良否、治療法により異なり、Ⅰ型では運動による代謝改善に必要なインスリン供給が不可能で、ケトーシスを伴う場合では、血糖、FFA、ケトン体の高値など、代謝改善はかえって悪化する。

Ⅱ型では、運動によるグルコースの利用が高まり、運動後もグリコーゲン性合成が亢進して血糖値が低下する。

病型や治療法によっては、運動中・運動後に低血糖が誘発されることがある。

*グリコーゲン:分子量数百万の多糖類。肝臓で血糖の補給や筋肉での運動のエネルギー源として使用される。

運動継続(トレーニング)効果

運動の習慣的な継続は、呼吸循環器系、内分泌代謝系、筋骨格系、脳神経系などの機能に種種の影響を及ぼす。

インスリンの感受性の改善には、インスリンレセプターの相対的増加や結合性の改善、レセプター以後の筋抑制因子、脂肪減少、肝臓の糖放出抑制効果などが関与している。

呼吸・循環器系に影響を及ばさない程度の運動でも、代謝改善に有効であり、脂質代謝や過インスリン血症に対する運動継続効果がある。

適度な運動の継続が末梢のインスリン感受性を改善し、糖尿病の治療に有効である。

 

トレーニング効果の発現と消失

トレーニング効果の発現時期は、開始後約1ヶ月とされているが、1週間で効果がある場合もある。しかし運動を中止すれば3~4日、遅くとも10日で効果は消失する。

 

トレーニングと社会的適応能力

運動の継続により、体力の向上、脳神経機能の賦活化やストレスの解消も期待でき、糖尿病患者の社会的適応能力が改善されうる。

 - 内科

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