糖尿病性神経症の症状

内科

糖尿病性神経症は、三大合併症のトリオパチーの中で最も合併頻度が高く、全糖尿病患者の40%前後に認められます。自覚症状があることから患者が最も早く気がつく合併症です。

 

また、危険因子として、血栓脂質、喫煙、肥満、高血圧が大きく指摘されています。

 

 

糖尿病性神経症の原因

神経細胞やシュワン細胞内の代謝異常、最小血管症その他の血管障害、神経組織内外の体液性環境など、高血糖状態が神経組織にもたらす種種の因子が関与しているとされている。

 

成因と分類

(1)代謝性:ポリオール経路の活性亢進とグリコーゲンの亢進
(2)血管性:神経内膜内の微小循環障害にある、神経組織の酸素、栄養供給不足
(3)神経栄養性:神経成長因子が関与していると考えられているが、まだ不明である。
(4)その他:免疫性、環境性、遺伝性

分類すると
(1)広汎性左右対称性神経障害:多発性神経障害、自律神経障害
(2)単発性神経障害:混合性脊髄神経、脳神経

 

糖尿病性神経症の症状

①感覚障害
glove and stocking型(手袋靴下型)→両手・足の感覚障害が起こる。振動覚が触覚・温痛覚よりも障害されやすい。一部胸腹部正中部にも障害される場合がある。

②アキレス腱反射の減弱・消失(症候が進行すると膝蓋腱反射も減弱)

③四肢で発汗が低下、症候が進行するとその他の多彩な自律神経障害

④運動障害は軽度

⑤神経伝達速度の遅延

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